価値観を共有する者同士の素晴らしさ

先日、盛和塾福井の機関誌マラソン第一グループのメンバーとの飲み会がありました。
このグループは盛和塾の古い機関誌を一冊づつ一週間で読んでその週の日曜日の午前零時までにその感想文を全員にメールで送るというものです。
最初は大変でとても続くだろうかと思いましたが、それが回を重ねて機関誌80号まで来ました。

凡そ半分の折り返しということもあり、打ち上げとなった次第です。
メンバーは全員で10人、下は35歳で社長になったばかりの若手経営者から最年長は私、65歳の老齢経営者まで、50代、40代もおり、すべて業界は違っており、多士済々のメンバーです。
日頃から週に一回、本音のメールのやり取りをしているものですから、相手が今どのような状態か、その会社の経営状態まで含めて共有しています。
今回はなんとなく若手経営者が先輩塾生に悩みを打ち明けるパターンが多い意見交換となりました。
社長になってどうやってみんなを引っ張っていけばいいのか、親父の退職金はどれぐらいの金額が妥当か、そもそも払ってもいいのか、あるいは専務の弟とベクトルが合わない等々、生なましい悩みが披露され、それを10人が全員で真剣に考え、大善と利他の心で意見を述べ合うわけです。
また、現在の各社の銀行借入の金利の情報交換などもあり、今月期末を迎える私にとっても非常にありがたい機会でした。
そして終わってみてなんていごごちの良い飲み会だったろうかとしみじみ感じました。
それは機関誌マラソンによって稲盛フィロソフィの学びが一層浸透し、みんなが私心を捨てて相手のことを考えるという相互の強い信頼関係がその場を支配していたからだろうと思います。

ある盛和塾生が次のように言っています。
「信頼は人に求めるものではなく、自分の心の内側に対し、自分は相手の信頼に値する人間かと求めるものです」
私は飲み会で自分の考えを披露する時、この言葉を思い出していました。
果たして今から自分が発言することは、相手の信頼に値するだけの経験と信念を持って言える言葉かどうか、深く重く考えながら発言していました。
他の人もそうだったろうと思います。
お互いにこのような相手を信頼し、相手を思うという気持ちを共有して感じているからこそなんとも居心地がいいのです。
「生きる目的とは人生をかけて、どれだけ多くの人に役立たせていただくことができたかだ」と言った人がいましたが、私も役に立ったかもしれないと思えるから、ほんわかとしたありがたい気持ちになれるのです。
塾生だからこそ、こうした仲間と出会えた、幸せなことです。

一方で、なんでも会社の経費で落としたり、飲み代どころか高価なゴルフの道具まで会社で落とすといった経営者に会うとこちらの魂まで下がるような気がして、早くその場から立ち去りたくなります。
いずれにしても機関誌マラソンのメンバー同士のような信頼関係が会社で、全員の社員同士で結べたらどんなにか素敵だろうとも思いました。
そうなれるように私なり一生懸命、地道な努力を重ねていきたいと思っています。


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