葬儀を出して知る周囲の思いやりと世間様のありがたさ

先週はIさんのお父さんのお通夜・葬儀があり、社内からも多くの方が参列いただき、ありがとうございました。
Iさんも疲れただろうと思いますが、私は葬儀を出すこと自体は悲しいことですがたったひとついい点があると思っています。
それは世間の情けを知るということです。
他人様の葬式は明日は我が身という教えでもありますし、私の場合、喪主を3回させていただいており、その際お世話になった世間様への恩返しの意味もあって極力、葬式には参列するようにしています。
当社の社員の方は若い方も多いのですが、極力、こうした通夜や葬儀には出られるようにされた方がいいと思います。
その際はチャンスがあればお手伝い等にも積極的に関わる方がいいと思います。
例えば帳場のお手伝いなどです。
私は葬儀に参列するのは感謝の心であり、帳場等のお手伝いは小さな利他行だと思うのです。
若い方はお葬式のしきたり等の勉強にもなり、自分の家に不幸があった時などもいらぬ恥をかかずに済みます。
私は昔、18歳で仮喪主をやれと言われ、まったく右も左もわからず大恥をかいた経験があります。
当時入院していた親父や家族に申し訳ないと自分の未熟さを恥じたものです。
そこで葬儀に際してのちょっとした心得を今朝はお話しします。

弔問に訪れた際、当然、喪主とそのご家族に挨拶するわけですが、例えば喪主は自分のことを知っていてもご家族は知らない場合が多いですから、一言「いつも会社でお世話になっています」と付け加えると、喪主の家族も会社の人なんだとわかるわけです。
余計なことですけど、そうなると会社の人も多く来てくれたと家族・親族の方もわかるわけで家では頼りないけど会社ではちょっとは人望があるのかもしれんということになって、ちょっぴり喪主の顔もたつわけです。
福井は回り焼香が多くて焼香してすぐに退室される方が多いですが、喪主との関係が深かったり、お世話になっていたりという場合は、せめてお経が上がるまでは着席していてもいいかと思います。
そうすれば喪主の挨拶も聞けるわけで、喪主のご家族の状況を知るいい機会となるわけです。

一方、帳場の手伝いですが、凡そ3~4人で一組となって作業をします。
受付に2人、後方の帳場付けで2人という配置です。
受付の2人は弔問客からの香典を受け取り、お返しを渡すわけですが、その際、大切な役割が2つあります。
まず、お返しを渡した後、素早くお金が入っているかどうかをチェックします。
金額まで確認する必要はありません。
お金が存在しているかどうかです。
お金がないのは悪意ではなく単なる入れ忘れなのですが、本人に自覚がないだけにやっかいです。
万一入っていない場合は、即座にその人の後ろ姿を追います。
たいていは喪主への挨拶か焼香に回っていますから、焼香を終わって退室するか着席するかのタイミングを見計らって、周囲に悟られないようにお金が入っていなかったことを伝えなければなりません。
私は親父を早く亡くしたことでそれこそ20代の頃から帳場手伝いをした経験がありますが、過去に2回、この入れ忘れを経験しています。
1回は相手の方もすぐわかり、むしろこちらが恐縮するぐらい顔を真っ赤にしての平謝りで事なきを得ました。
2回目は結局、誰なのかが解からず、帳場手伝い全員で喪主に謝りました。

次に大事なことは、翌日の葬儀において焼香の指名をするかどうかです。
する場合は、香典を受け取る際に、明日の葬儀のへの出欠を確認する必要があります。
そして出席は〇、欠席は×とかの印を香典袋に付け、帳場を閉めた後に喪主の人はその印を見ながら焼香順番を決めるわけです。
なんでそんなめんどくさいことをするかと言えば、焼香の名前を読み上げても誰も出てこない事態が続くとみっともないという意識からです。
ですから私がIさんのお通夜に行って真っ先にしたことは翌日の焼香指名の有無の確認でした。
そして指名しないことになったので窓口立つメンバーを印象が和らぐだろうと女性の若手の2人に任せたわけです。
焼香指名をやるとなる少なくとも一人はお客様の顔をわかっている営業の誰かに入ってもらおうと思っていました。
でないと若い女性では見ず知らずの、それも多くは年上の男性になかなか図々しく出欠を聞けないものです。
その他にもまだ色々と帳場だけでも心得はあるのですが、長くなったのでこの辺にしますが、この種のお手伝いは機会があれば是非やってみてください。

いずれは我が家族、我が身に起きることであり、恥をかかないで済むならそれにこしたことはありませんし、それ以上に人がいかに色んな方々に支えられて生きているかを知るまたとない機会です。
今朝のフィロソフィは何事も思いやりの心で誠実に対応するを取り上げます。


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