幸せとは何か

人の幸せとは何でしょうかというある塾生の問いに塾長は次のように答えています。
「私が思う幸せとは心から“ありがとう”という言葉が出てくることです。」
なるほどなぁと思いました。
そう言えばJAL再生に関して最初に塾長がJAL本社に乗り込んだ時、その時の社長だった大西氏の「JALは再生できますか」との問いに塾長は「ありがとうという言葉が自然に出てくるような会社になればJALは再生できる」と答えたと言います。
ありがとうを一日10回言えば幸せになると言った人もいました。
幸せだから笑うんじゃない、笑うから幸せになるんだという言葉もあります。

私も数年前から「ありがとう」「ありがとうございます」という言葉が心から、さらに無意識に出るようになりました。
するとどうなるか。
周囲に対して感謝の気持ちが自然と湧いてくるのです。
同時に自分は幸せ者だと心から思えるようになっていくのです。
無意識で出るようになること、そして自分が幸せだと思えるようになるかどうかがポイントだと思います。
以前と何も環境は変わっていないし、私の場合だと相変わらず会社経営は大変だし、悩み事はつきないのに、ラッキーというか、不思議に幸運だと思える出来事が自分の周りに起き始めるのです。
だから益々、感謝の思いが募ります。
これは数年前から私の身に起こるようになった間違いのない事実なのです。
人が幸せになりたいと思ったら、逆説的ですが今が幸せだと思えるかどうかなのだと私は気付きました。
塾長の言う通り心からありがとうと言えるかどうかなのです。
バカにする人もいるかもしれませんが、これは真理だと断言できます。

現状に不平・不満とか愚痴しか出ない人は、仮に周りの人から見てその人の環境が変化して良くなったと思われても当人は幸せとは思っていないはずです。
ただし、これは向上心とは別のものです。
現状に満足せずより工夫しよう、努力しようという思いは非常に大切なもので向上心は持ち続けなければなりません。
だけど決して不平不満や愚痴や、暗い思いを抱いてはなりません。
国内最大のコンサルタント会社をつくった船井総研の故・船井幸雄氏も、ありがとうと素直に言える感謝の心を持った人はラッキーを呼び込むことができると言切っています。

経営戦略や戦術などの提案で数々の企業のコンサルを手掛けた船井氏でも、晩年になると結局経営を左右するのは、トップも含めた企業という集団に集まった人の心の在り様なのだというあまり科学的ではない結論に到達したのです。
そして彼はこうも言っています。
「かつて日本は貧しかったがそれ故にありがとうと素直に言えた幸せな時代であった。現代の日本は豊かにはなったが人々が傲慢になりありがとうと言えない不幸な時代である」
飲まず食わずで必死に生きた戦後の荒廃から見事に豊かな国を築き上げた日本ですが、我利我利亡者が街に溢れて互いに我を張りあい、一方で、交通事故死者の何倍もの人が自ら命を絶っている。
隣国の韓国ほどはいっていませんが世界では日本は韓国の次に自殺大国とまで言われています。
凶悪事件が相次ぎ、虐待や育児放棄も増える一方です。

果たして日本は幸せな国なのでしょうか。
すべてありがとうと素直に言えなくなった日本人の心の荒廃が今の日本の現状の根底にあるのです。
稲盛塾長がかねてより力説されていたように真剣に心の教育を考えないと日本はどんどんダメになっていきます。
だからこそ稲盛フィロソフィを会社だけでなく皆さんのご家庭、そして地域社会に広めなければいけないと最近つくづく思っています。
そして「ありがとう」「ありがとうございます」が飛び交うことがシスケンの企業文化となるようにしたいと心から思っています。
何故ならそれが全社員の物心両面の幸せ実現の道でもあるからです。
今朝のフィロソフィはフィロソフィの中でも基本中の基本、感謝の気持ちを持つです。


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