心が変われば運命が変わる

ある盛和塾生の方から次のような言葉を教えてもらいました。
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」
これって真理だ！と、私は思ったのですが、多くの人はピンと来ないかもしれませんね。
私は例えばマイナス思考の人は何事も悲観的にとらえがちですから、言動も、その人の醸し出す雰囲気も暗くなっていきます。
心がそうなるとやることもうまくいきませんし、健康までおかしくなってきがちです。
それを私は精神的生活習慣病と勝手に名付けたのですが、体にとっていい生活習慣があるように心にとってもいい生活習慣があると思っています。

先ほどの心が変わればとの言葉はまさにそれです。
この言葉は因果の法則と運命との関係を見事に言い当てています。
心、すなわち考え方が変われば当然その人の行動や言動が変わります。
行動・言動が変わればその人の生活習慣も変わります。
仮にある人が周囲から見るとそれほど恵まれていなくとも自分は恵まれている、感謝しないといけないなぁというような考え方に変わったとします。
当然、その人は周囲に感謝の意を表し、事あるごとにありがとうと言うようになり、感謝するということは謙虚に周囲の意見に耳を傾けるようになります。
それが習慣化されればその人の人間性も常に感謝の心を有するものに変わります。
人格が変わるわけです。
そうすると周囲はその人を信頼し、評価するようになりますから、その人は益々周囲に感謝して努力しますから一層周囲の信頼を集めるわけです。
結局、そのような人格を有する人には善いことを思い、善いことをするという好循環が起きるわけです。
ですから、因果の法則のいい影響を強く受け続けることになっていきます。
それはその人の運命にまで影響を与えます。
社内のフィロソフィ研修会で運命と因果の法則を話させていただいた時、因果の法則を信じる方は多かったのですが、運命については信じていないという人も少なからずいました。
運命を信じるかどうかは別として、善いことをすれば自分にも善いことが巡ってくるということは皆さん思われていることなので心が変われば自分の置かれている環境も変わってくるということはわかっていただけるのだろうと思います。

では、心が変わるためには何をすればいいのか。
それがフィロソフィなわけです。
間違いなくフィロソフィの実践を心がけていれば心が、つまり考え方が変わります。
私自身もまだまだですが、フィロソフィを意識して日常を過ごすように心がけるようになって、充実感、幸福感を強く覚えるようになったことだけは間違いありません。
人格が高まるところまでは行きませんが、考え方が変わっていっている自分を感じています。
フィロソフィの大切さを教えていただいた稲盛塾長には本当に感謝しかありませんし、死ぬまでにそのことに気がついて本当に良かったと思っています。
今朝のフィロソフィは人生の結果の方程式を取り上げます。