感謝は企業経営の原点

企業経営の原点って、皆さんは何だと思いますか?
儲けることでしょうか。経営者の自己実現でしょうか。
それとも社会に革新をもたらすとか、社会変革をもたらすことでしょうか。
稲盛塾長は感謝こそ原点だと言われています。
どんな業種であろうとも、小売業であろうが製造業であろうが、お客様に心からの感謝を感じ、その喜びを仕事や製品だけなく、言葉と態度で示していく。
その示していく過程がビジネスだというわけです。

もちろんその対価としてお金をいただくということはあるのですが、先に儲けがあるのではなく、お客様となっていただけることに感謝して、なんとかそれに報いようと努力する、それこそが企業経営の原点であるというわけです。
多くの営業マンは感謝の思いもなしに、まず自分の売り上げやノルマ達成、会社の利益が先に立ち、商談が決まってからお客様に感謝する。
つまり順番が逆なのです。
また、商売である以上、自分の会社のサービスや商品をお客様に好きになってもらわないと何も始まりませんが、その商品・サービスの品質も大事ですが、お客様が観ているのはむしろそれを扱う人、組織です。
特に当社のような商品を売って終わりではない企業の営業はそのことを強く意識する必要があります。
アフターフォローが悪ければ買ってはくれませんし、長くは付き合ってはいただけません。
接遇態度や言葉使いが大事だと言われるのもそういうことでしょう。
でもそれ以上に大事なのは、その人の人柄、人間性だと思います。
お客様でいていただけることに感謝し、そのお礼の気持ちを返そうとする人柄であるかどうかで多分決まるのでしょう。
塾長はそれを言われているのだろうと思います。

つまり感謝の気持ちが先立つ人でいなければ、お客様に喜ばれるようないい仕事はできない。
仕事ができる人とは、感謝の心を持っている人であるということです。
ありがとうございますと、素直に言える人でもあります。
そうした心を持てるように訓練することが会社における大事な人材育成だと私は最近思うようになりました。
心から素直にありがとうございますと感謝の言葉が口をついて出るにこしたことはありませんが、日常的に、それも意識的にありがとうございますと口にすること、挨拶することを繰り返す。
これも訓練です。
最初はそれでもいいのだと私は思います。
やがてそれが習い性になってすっとありがとうございますという言葉が出てくる。
人からありがとうございますと言われて、怒る人はいません。
まさに「与えよさらば与えられん」です。
自分が感謝するから相手も感謝で返してくれるのです。
お互いの感謝のお返しがうれしくなってくる、あるいはいいムードを作り出す。
そしていつか心から素直にありがとう、ありがとうございます言える日が来るのだと思います。

我々凡人は最初は形から入るのでもいいのです。
長年身についた利己的思考はあかのように私たちこびりついているのです。
それひっぺがすのは大変です。
まずは形だけでも取り込む。
最終的に当社にとっての人材育成はフィロソフィの学びと実践ですが、これについてもすぐに実践とはなかなかいきません。
でも、少しでも近づこうと考える、時に形だけでも取り入れるところから始めてもいいのです。
社内における訓練とはまさにそのことをさすのだと思います。
そして当社の職場が社員の皆さんが人として成長できる場になるというのもそのようなことなのだと思います。
もう何度も取り上げた項目ですが、今朝のフィロソフィは感謝の気持ちを持つです。


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