我、これがために生まれたり

稲盛哲学に出会ってから真剣に学べば学ぶほど、自分は何のために生まれたのか、私の使命はなんなのかと考えるようになりました。
そんなことを言えば、何を小難しいことを言っているのか、毎日を一生懸命生きればいいのだという方もいるかもしれません。
毎日、生活するのも大変でそれどころではないという人もいるでしょう。
でも、そうでしょうか。

もし、この世に生を受けた理由を自分なりにつかむことができれば、同じ毎日の過ごし方も、それが仕事に関連していれば仕事への取り組みも格段に変わってくると思います。
先週、紹介した詩人・後藤静香(せいこう)の詩に次のような詩があります。

たしかに生まれた
必要だからだ
たしかに生きている
まだ用事があるからだ
「われこれがために生まれたり」
はっきりと
そう言いうるものを
つかんだか

「われこれがために生まれたり」と言い切れる人ほど強い人はいないと私は思います。
そんなもんわかるわけがないという人もいるでしょう。
でも、昔読んだ「生きがいの創造」(飯田史彦著)という本では、多くの心理学者が催眠療法で様々な人の潜在意識を探る研究を続けた結果、対象となったすべての人がなにがしかの使命を持ってこの世に生を受けているとの報告がされています。
その使命を果たさないでいると輪廻転生を繰り返すようだとも経営学者である飯田先生が言われています。
問題はこの現世でその使命をつかめるかどうかなのです。
ではその使命とはどんなものなのかということですが。

「人生の幸福もビジネスの成功もその原点は「他を利すること」の一点にある。」

稲盛塾長のこの言葉を私は思い出します。
つまり生まれてきた使命とは色々あるかもしれないけど、そこには共通したベースがあり、それは「他を利すること」つまり利他、その一点につきるのではないかと思うようになりました。
何故なら使命を果たすということは生まれてきた目的を果たすということですから、その人は極めて幸福な充実感に満ちた人生を送ることができます。
人間だけが持つ喜びは自分の行為に対する他者の喜びを自分のものとする、つまり利他が幸福の源ですから、使命を果たす=幸福=利他という3段論法が成り立つのではないでしょうか。
そして塾長は次のようにも言われています。

『善きことを思い善きことを成そうと生きる姿は、宇宙の意思と同調します。宇宙の意思は何事かを成した人を愛するのではありません。何事かを成そうと努める人を愛するのです。』

つまり自分の使命をつかみ、その使命を果たすべく、幸福な人生を歩むことができる人は宇宙の意思とも調和できるのではないでしょうか。
ただ漠然と生きるのではなく、自分は何のために生まれてきたとかという自分使命探すことは充実した人生のために欠かせないような気がします。

我、これがために生まれたりと言い切れるような人生。
「他を利すること」につながっていける人生。
宇宙の意思と調和する人生。
自分の人生はかくありたいと思います。
そのためにまだまだ頑張らなければと思っています。

では、今朝のフィロソフィは「宇宙の意思と調和する」です。


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