感性的な悩みをしない

この言葉を聞いた時、感性的な悩みってなんだろうと首を傾げたのを思い出します。
感性とは、無意識的、感覚的な意識に基づく思いで、その対極が理性かと思います。

でもそのように考えると難解になっていくので私は感性的な悩みとはいくら悩んでも解決しないこと、あるいは事実として証明しようがないことという2つの解釈で自分なりに納得しています。
いくら悩んでも解決しないことの典型は過去の失敗です。
思い出したくもない辛い思い出とか失敗というのは誰しも持っているもので、社長業をしている私なんかは嫌というほど抱えています。
だからといっていつまでもそれに縛られてウジウジしている人と、もう終わったことだと気持ちを切り替えられる人では人生は大きく変わっていきます。

ここで稲盛さんは「考えよ」と盛んに言われていたことを思い出します。
つまり過去の失敗をよく考えて繰り返さないことは重要ですが、悩むことはないということです。
我々凡人はこれがなかなかできずに、悩んでも解決しないのに悩んで迷うわけです。
事実として証明しようもないことも同じことです。
自分の能力の低さやもっと容姿端麗だったらと恨んだり悩んだりしても、なぜそのように生まれてきた理由は証明しようがありません。
自分に劣っている部分があるならば、それを受け入れてどうカバーするかと考えることが大切なのだろうと思います。

また、感性的を感情的と置き換えてもいいとも思います。
つまりものごとを感情的にとらえて悩まない。
これも大切な心構えだとも思います。

稲盛さんは心の構造は一番上に理性があってその下に感性・感情があり、さらにその下に本能があり、さらに魂、さらに真我があると説明されていますが、心の構造の説明はこの場では省きますが、赤ちゃんは本能で行動し、次に感性・感情が芽生え、成長して理性が強くなって感情や感性、さらに本能をコントロールできるようになる。

逆に人は歳を取るとその逆、つまり理性を無くし、感情・感性が強くなって、最後は本能だけで判断して周囲に迷惑をかけ、死んでいくのだとも稲盛さんは言われています。
ある意味、感性的な悩みにとらわれないとは理性が勝っている証明でもあると言えるのではないでしょうか。
歳をとっても理性を維持し、的確な判断ができる人でいたいと思っています。
特に、社長という立場にある以上、それが皆さんやお客様への私の責任だと思っています。
そう考えると感性的な悩みをしないというのは歳をとるほど大事なフィロソフィなのだと思い至った次第です。

今朝のフィロソフィは『感性的な悩みをしない』です。


システム研究所
お客さまのために、社員のために。
ソフト開発、ホームページ制作、パソコンサポート、パソコン教室 などITを通して喜びを提供する企業
株式会社システム研究所

i-通販
ネットショップの受注管理や送り状の通販システムでお困りの皆様。
i-通販(アイツーハン)は、操作ラクラク、業界最安値、無料キャンペーン実施中。
クラウド対応なので即日利用可能、多彩なシステム連携、カスタマイズOK!
電話サポート無料対応。

カテゴリー: ブログ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。