技術開発への取り組みは動機づけが大事

稲盛さんの語録の中に「動機善なりや私心なかりしか」という言葉があります。
私の好きな言葉のひとつですが、技術開発際しての心得でも稲盛さんはこのように言っています。
「技術開発する上で求められる考え方で一番大切なことは、何故、自分が技術開発をしなければならないのかという意味付けの問題です。平たく言えば動機づけが大事だということです」
その上で「動機づけはできれば個人に起因するものではなく、もう少し高い次元のものにしなければならない」と言っています。

何故、個人に起因した動機で技術開発に向かってはいけないのでしょうか。
金儲けがしたい、名声を得たいといった目的で技術開発に走った場合、ある程度富を得たり、名声を得たりすればそれでその人の歩みは止まっていまいます。
それでも成功したのだから良しとしてもいいのですが、私は個人的な欲だけでは成功するまで踏ん張れないと思います。
以前にも何度もお話しした通りに、私の創業の動機は中小企業に大型コンピュータを売りつけている当時の現状に憤慨して、パソコンで企業の業務改善は十分にやれるはずだと思って脱サラしたわけですが、もちろん多少の個人的な欲はありましたが、元々の動機が地域社会に必要だというものでした。
だから何度もこんなんなら創業しないでおけばよかったとか、もう辞めたいと後悔しながらもなんとか頑張れたのは創業時の熱い思いがあったからだと思います。

当社のミスでお客さんに何度も怒られたり、あるいは後ろ足で砂で社員の方に辞められたり、楽しい思いより、嫌なこと、辛かったことばかりが思い出されます。
創業時の思いとトップとしての責任感がなければ続かなかったでしょう。
その意味で稲盛さんの動機が大事というのはすごく納得します。
それと今から思えばですが、IT業界を選択したというのもすごくラッキーだったと思います。
人間社会の未来を考えた時、ITは益々重要度を増していくでしょうというかIT抜きでは考えられないでしょう。

動機はもちろん大切なのですが、動機づけの先が希望や夢があふれるものかどうかも重要だと思います。
私の場合、自分でそれが読めていたわけではなくたまたまITだったことは心からラッキーだった思うわけです。
そしてITを使ってお客様や社会の問題を解決していくということは本当に素敵なことだと思うわけです。
みなさんもどうか私たちの仕事に誇りとそして夢を持って欲しいと思います。

確かにこの先、辛いことも多いかもしれません。
でもITは確実に社会を発展させていきます。
その一翼をこの福井という地で私達が担っているわけで、今後も新しいこと、新しい技術に挑戦し続けなければなりません。
決して現状に甘んじてはなりません。
ITで社会に貢献するのだという自らへの動機づけを忘れないでいて欲しいと思います。
そしてこの動機付けが素晴らしいかどうかは、技術開発に止まらず、皆さんの人生においても実に大切なことだと思います。


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