理性では人は動かない、感情だけでも仕事は成り立たない

『企業支えているより本質的な部分は、マネジメントを行う人たちの思想、哲学、または感情です』
一般的には合理性や理性、あるいはサイエンスで企業経営が展開されているように思われがちだが、実のところは塾長が言われるようにその人の思想や感情が動機で会社や社会は動いているのだと思います。
ニーズを先取りしたとか、科学に裏付けされた事業とか言うけど、ほとんど後付けのように私は思います。

例えば、創業しようとする時、理性で判断するより、これをやりたいという思いが強く働いて創業するものです。
理性でそのビジネスが成功する根拠をいくら並べようとしても、通常の場合、マイナス要因の方が強くなるものでこの事業は失敗するという結論になりがちです、というか100%そうなると思います。
なぜそうなるかと言えば、新たに成功する要因というのはその人にとって未体験のことがほとんどなどに対して、失敗する要因は自分が体験したり、あるいは周囲に類似することが起きたりといわば実体験から派生しています。
だから希望的な観測の成功要因より、悲観的な観測の失敗要因の方が説得力があるのです。

ではチャレンジの一歩を踏み出す要因は何か。
それはその人の思いや感情、熱意なのです。
失敗するかもしれないけど、どうしてもそれをやりたいという思いです。
同じ通り沿いに同じような店を出しても上手くいく人もあれば、失敗する人もいます。
これはその思いの強さ、さらにその強さを源とする努力の差です。
こう考えれば人を動かすものは理性ではないということが少なくとも理解できるはずです。
理性や理屈では人は動かないのです。
空飛ぶ鳥を見て飛行機を夢見たライト兄弟も理性で判断したわけではない。
空を鳥のように飛んでみたいという思いが彼らを突き動かしたのです。
飛行機を作り出すと理性や理屈の働きが必要ですが、すべて人の行動の始まりは思いや感情なのです。
科学が発展した文明社会において理屈や理性、科学的合理性が優先されがちですが、それでは社会の本質を見誤ります。
企業経営も同じです。
会社と労働者は社会的に認知された雇用契約により、労働者には契約通りの賃金が支払われ、その対価として労働者は自らの肉体や知性を提供する。会社はそうした個々人の集合体である。

このように理屈で定義すれば、契約に盛り込まれていない時間外の個々人の付き合いや飲み会は不要ということになるでしょう。
事実、そのように考える人もいますし、その方が余計な気を回さなくて済むから楽だと考える人も多いでしょう。
しかし、現実的に仕事を進める時、先述したように人は思いや感情で動くわけですからその人の思いや感情を理解しないで仕事の指示やコミュニケーションを取ろうとしても上手くいきません。
ギスギスした関係性の中で仕事は前には進みません。
では、人の思いや感情ばかりを重視すればいいのかと言えば、先のライト兄弟で言えば、それではいつまでたっても飛行機は出来上がらないのです。
最初の一歩は思いや感情ですが、動き出してからは理性や理屈と折り合いをつけなければいけません。
要は調和ということになります。
これがフィロソフィとアメーバ経営の大きな役割でもあります。
そのためにもコンパがあり、考え方、さらに感情的な同機、いわゆる波長が合う的な同志的な結びつきを当社は志向しているわけです。
一方でただ感情や感性だけベクトルを合わせても仕事は進みません。
理性的に頭脳を働かせ創意工夫はもちろん、先駆的な技術取得など知性と技術を磨き続けなければいけません。
コロナ禍の中で、感情面と理性面の両面で私達同士の結びつきを強めていかなければなりません。
私達がコロナに打ち勝ち、さらなる発展を遂げるためにはそれが絶対に必要なことなのです。

今朝のフィロソフィはベクトルを合わせるです。


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