システム研究所という”場”への思い

中村天風さんは次のように説いています。
「人生は明るく希望をもって積極的に生きなさい。悲観的なことは絶対に思ってはいけません。自分の人生も、会社も、将来に必ず明るい発展があるのだと信じて生きなさい。そして、相手を動かしていくもとになるのは、人が喜ぶことをしてあげることです。それは人に対して思いやりをもつことなのです。」

会社を創業してから何年もの間、ずーっと心配でした。
「いつも仕事はあるのだろうか。ある日突然、パタッと仕事がなくなったらどうしよう」
夜中にそんな夢を見て、眠れない夜は何度も経験してきました。
でも稲盛フィロソフィに出会って自分の使命というものが自覚できるようになってから、危機感は依然としてありますが悲観的になったり、マイナス思考にとらわれて落ち込むことはなくなりました。
では中村天風さんが後半部分で言われている人が喜ぶことをしてあげられているかと問われるとあまり自信を持ってハイとは言えません。
そして以前、社内でもお話ししたように人の喜びには3段階あるという話を思い出しました。

1段階目が赤ちゃんがおっぱいをもらって笑うような誰かに何かをしてもらう喜びです。
2段階目は赤ちゃんがハイハイや立っちができて喜ぶというできる喜びです。
3段階目がハイハイや立っちができて親が喜んでいる姿を見て、自分もうれしさを感じる喜びです。

2段階目までは動物でも感じる喜びですが、3段階目は人間しか感じない喜びです。
人として生まれた証としても、人間しか感じない喜びを感じて生きていきたいものです。
私はこの話を聞いた時、この3段階目の喜びがある意味、利他の原点なのではないかと思いました。
ということは赤ちゃんの時には誰もが利他の心を持っており、成長するにしたがいそのような思いが薄れていく、あるいは無くしていく。
稲盛さんが言われる真我、誰もが有する美しい心ですが、これは間違いなくあるのだと思います。
人が喜ぶことをしてあげることはその真我を開くことなのだと思います。
そのためには相手や周囲に対する思いやりが必要なのだと中村天風さんは言われているわけです。

しかし、我々凡人は自分が喜ぶことを相手や周囲に求めます。
それが上手くいかなかったりすると、人を傷つけることを言ったり、行ったりします。
それでは真我は固く閉ざされたままであり、利他の心を自ら遠ざけてしまうことになります。
そんな私たちだからこそ仕事を通じて、例えばシステムを使う人がどうすれば喜んでくれるのか、どんなサイトならみんなが喜んでくれるのかと心がけていく、あるいは仕事の仲間がそうした素晴らしい仕事をできるように手助けや段取りを考える。
このような思いやりを持って仕事に臨むことが本来、あなたが有している美しい心を開いていくことに繋がっていくのだと自覚しなければなりません。

会社での仕事は自分の心を磨く精進の場であるとした稲盛さんの言葉はまさにその通りなのです。
人に対する思いやりを持つことが、相手が喜ぶことをしてあげることに通じ、それが自利利他となって自分の喜びとなり、心が高まり、人としてのあるべき生き方へとなっていく。
システム研究所という職場を是非、そのような場にできたらどれだけ素晴らしいことかと思います。
今朝のフィロソフィは「何事にも思いやりの心で誠実に対応する」です。


システム研究所
お客さまのために、社員のために。
ソフト開発、ホームページ制作、パソコンサポート、パソコン教室 などITを通して喜びを提供する企業
株式会社システム研究所

i-通販
ネットショップの受注管理や送り状の通販システムでお困りの皆様。
i-通販(アイツーハン)は、操作ラクラク、業界最安値、無料キャンペーン実施中。
クラウド対応なので即日利用可能、多彩なシステム連携、カスタマイズOK!
電話サポート無料対応。

カテゴリー: ブログ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。