すべては感謝の心から始まる

稲盛さんは「ひたすら感謝しなさい」「今、生きていることに感謝しなさい」と常に言われていました。
その感謝の心の教えの根底には中村天風からの学びがあるとある友人が教えてくれました。
天風さんが肺病を病み、インドでカリアッパ師のもとで修業を始めた際にカリアッパ師より「お前はなんて幸福もんだい、世界一の幸福もんだな」と言われそうです。
天風さんは当時不治の病と言われた結核を病み、世界の名医を訪ね歩いた末に病は治らず、悲嘆の末に日本に帰って死のうとスエズ運河の船便を待っている時にヨガの聖人であるこのカリアッパ師に出会い、誘われるままにインドの山奥まで連れてこられたわけです。
したがってかろうじて生きている状態で病に苦しめられている天風さんにしてみれば冷やかしとしか思えない言われ方です。
しかしながらカリアッパ師より「お前は生きているじゃないか。なんで生きている間、お前の命ってものを楽しまないんだ。たとえ熱があろうと、辛かろうと、死なずに生きていることを感謝しろ・・」
その時、天風さんは自分の気持ちがきれいでなかったことをその言葉一つで悔い改める気になったといわれています。

この辺が私達と違いますよね、素直というか、言われたことを一直線に受け入れる、決して疑わない。
こうして師の教えに触れながら天風さんは学びを深めていきます。
やがて病は完治します。
後に帰国し、師の教えに従って生き、実業家として次々と事業を成功させるわけですが、それらの富も名声もすべて捨て、万民を救わんと辻説法を始めます。
今もその教えは天風会という組織に残されており、松下幸之助も学んだと言われています。
戦後まもなくには、米国のロックフェラーから当時の日本円で数十億円出すから米国に来てくれとまで言われたほど、天風さんの教えは海外の人も認めていたのです。

「感謝しなさい」
なんと単純な教えでしょう。
幼稚園の先生も言っている言葉です。
でも私達はできているでしょうか。
文句や愚痴や怒りの方が多いのではないでしょうか。
稲盛さんはひたすら感謝とは自分の身に災害が起きても感謝しなさいということだとも言われています。
そこまではいかなくとも今いる自分、周囲に感謝する。
それは現状肯定、現状維持を言っているのではありません。
感謝するからこそ、精一杯に生きる、あるいは努力するということだと私は思います。
足るを知るということも同じことです。

フィロソフィの中に「生きている事に感謝する。幸せを感じる心は足るを知る心から生まれる」とあります。
不足を嘆かず、足りていることに感謝する、だから幸せを感じて生きていく。
私にそれができているとはとても言えませんが、健康であることも、仕事で成功することも、家庭が幸せであることもすべて感謝の心から始まるのだと思っていますし、そのことの正しさを松下幸之助も稲盛塾長も師と仰いだ中村天風の教えが示していると思っています。
今朝のフィロソフィは感謝の気持ちを持っているです。


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