値決めは経営

稲盛さんの数々の教えの中で今日は値決めは経営を取り上げたいと思います。「お客さんが喜ぶ値段の一番高い点を求める」それが値決めということ、稲盛さんは言っています。
ではその値段はどう決めるか。通常、原価に利益を乗せて売価とします。稲盛さんはもは
やこの考え方ではダメだと言っています。
売価還元方式で原価を求めるべきだと強調しています。私もまったくこの意見に賛同しています。
会社を興して以来、社員の皆さんからこれだけ工数がかかる、これに利益を乗せると見積金額はこうなると言われ続けてきました。いつも私はおかしいと感じていました。
そんな考えは通用しない、工数の積算で売価を決めるのではなく、そのシステムがお客さんにもたらす価値で決めるべきだと思っていました。 続きを読む

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掃除ひとつも真剣にやることで見えてくるもの

毎朝、朝礼前に会社の玄関前の掃き掃除をしています。毎日しているとたかが掃除ですがいろんなものが見えてきます。最初はただ、漠然とはいていたのですが、そのうち毎日掃く度にきれいになっていくのがわかるようになり、ちょっと楽しくなってきました。そして色々気がつき出しました。

ほこりやちりはどこからくるか、どこにたまるか。塀や柱の隅、置いてあるもの下や周辺に隠れています。これらが風が吹くと表に出てきます。玄関前のザラメの下もほこりを貯め込むポイントです。もちろん風に運ばれてくるゴミやほこりがほとんどなのですが、そういう隠れたところに予備軍がいるわけです。

それが見えてくると、次は、置いてあるものをどける、ザラメをひっくり返すようになりました。それまではまさに四角い部屋を丸く掃きーだったわけですが、そのように掃除を心がけることにより一層きれいになってきました。でも、掃除の時間というか手間は倍になります。 続きを読む

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今のテレビ、おかしくないですか

朝礼でする話ではないかもしれませんが、学生時代に東京・池袋の地下道でおかまに追いかけられて以来、私はおかまが大苦手です。

そんな私から見ると最近のテレビのバラエティ番組でコメンテーターの一人に必ずと言っていいほどおかまチャンが入っていることが私には考えられないというか、理解に苦しみます。日本はおかしいんじゃないでしょうか。そんな風に考える私の方がおかしいのでしょうか。男になりきれない男が古今東西を問わず存在することは私も理解しています。そのような人達にも人権があることはわかります。ただ、大した芸があると思えないのにただ、おかまというだけで公共の電波に乗り、かつ皆がそれをおもしろがって見入っている。ただ開き直っているとしか見えないマツなんとかとか、女装家なんて職業がそんざいするのかわけわかんないミツなんとかとか、あげくの果てにおかまの整体師とか料理研究家とかスタイリストとか次から次へと登場してきます。あれは一体なんなんでしょうか。子供たちがあれが当たり前だと思って見ていたり、はたまた憧れたり、芸能界に出るにはてっとりばやくおかまになればいいとか、そんな風に勘違いする子供たちが将来大人になった時が心配です。もう大人なのに大人になりきれない若者、または大人になることを拒否する若者、父親なのにあるいは母親なのにそれを受け入れようとしない父親、母親。現実を受け入れることを回避しようとする人達が増えているような気がしてなりません。今のおかまチャンブームはまさに現実逃避的なムードの象徴ではないでしょうか。いつの間にか日本は、物事に対して真剣に向き合って真剣に議論するということから逃げてしまう、おちゃらかして対立や対峙を避けてしまう風潮が蔓延しているような気がしてなりません。そんな危うさを今の日本に感じます。よく稲盛和夫塾長はド真剣に向き合えとおっしゃっていますが、不器用かもしれないけどそんな生き方をもう一度思い起こす必要があるのではないでしょうか。 続きを読む

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政治の混乱と問われる現場力

今日(6月6日)丁度、菅総理が誕生して一年だそうです。
この間、日本の政治家は一体何をやってきたのでしょうか。
菅総理の辞任については個人的には賛成しています。
川の水の中で乗っている馬を乗り換えるようなことをすべきではないとの意見もありましたが、このまま進めば川の真ん中で流されてしまうことが確実な馬に乗っているくらいなら、多少は危険をおかしても馬を乗り換えるべきだと思います。
問題は乗り換える馬が準備されていないあるいはその馬が大丈夫なのかというところに日本の不幸があります。
それはともかく菅さんの罪は、思いつきのパフォーマンス、信念・理念を感じさせない言動等々、色々ありますが、私は一番の罪は自らの責任を示さない、取らない点にあると思っています。 続きを読む

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人と人のつながり、絆の大切さ

先日テレビを見ていたら今回の大震災が東京の人達の人生観や生活にどのような影響を与えたかという特集をやっていました。
非常に興味深かったのでご紹介します。
まず、貸金庫や貸倉庫が密かな人気だそうです。
これはすぐわかりますよね。
大事な資産や思い出の品を安心できるところに置いておこうという発想です。
マンションは高層分譲マンションが売れなくなり、やや低層の賃貸マンションの人気が高まっている。
特に、都心に近い場所が人気だそうです。
これも資産としてマンションを所有していても大地震で倒壊したら元も子もない。
しかも高いマンションは停電になったらエレベーターも使えず大変なことになる。
近場が人気なのも例の帰宅難民を心配してのことでしょう。
では、結構相談所への登録が震災前の2倍に跳ね上がったそうです。
これはなぜか。 続きを読む

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江戸時代から学ぶ今後の日本

先週の日曜日に福井北RCの50周年記念行事として徳川記念財団理事長の徳川恒孝さんの講演がありました。
大河ドラマのお江がらみの話かなぐらいの気持ちで行ったのですが、講演の内容はなかなか示唆に富むものでした。
戦国時代が終焉し、徳川幕府が開かれ日本全土に平和がもたらせられます。
それまでほとんどの税金は戦費に消えていましたが、それら民へと活用されるようになります。
治水や街道整備、新田開発、教育などです。
それまでは治水は戦時を考えればむしろいつでも堤防を切って敵の侵入を防ぐべきもので治水の必要性すらなかったわけです。
同じように街道も整備したらかえって敵の進行が早まるだけでした。
そうした投資が日本全土で起こり、経済は活性化され、富が分配され、一気に活性化します。
その結果人口は戦国時代の1200万人から3000万人へと拡大、徳川幕府設立から80年たらずで日本は栄華を極めます。
元禄時代、歌舞伎がもてはやされ、豪華絢爛の着物や生活がはやります。
まさにバブルの到来です。 続きを読む

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美川 県一の町

先週、車で金沢市に出張してきました。
高速道路で行くと、小松を超えた美川IC付近の左手、海岸側に「美川 県一の町」と書かれた大きな立て看板があったのを皆さんご存知でしょうか。
私はあの看板が好きでいつ見てもくっすと笑っちゃいます。

石川には美川町という町があります。
その美川町が石川県で一番だとアピールしている看板で、なんでも当時の美川町長さんが目立たなければ看板じゃないと言って何百万円かかけて立てたそうです。
もちろん歌手の美川憲一にかけたしゃれです。
もちろん美川憲一さんはこの町とは縁もゆかりもありません。
確か、岐阜出身じゃなかったでしたっけ。 続きを読む

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ビジネスマンとしての身だしなみについて

クールビズの季節がやってきました。

クルービスを契機に男の身だしなみについての関心が高まり、男性のおしゃれについて気にするようになったことは私はいいことだと思っています。
人の第一印象は最初の1~2分、早い人だと1~2秒で決まると言われています。
一旦持たれてしまった第一印象を覆すのは大変なパワーと時間が必要です。
その意味でいくら中身がよかろうが、ビジネスマンとしてはいかに第一印象をアップさせるかが重要なポイントで、そのためには外観、見た目の良さが大切です。 続きを読む

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お客様満足度向上はちょっとした思いやりの徹底にある

先日、目の手術を受け、2日間車の運転ができませんでした。
視力のありがたさを痛感させられましたが、その2日間はやむを得ずタクシーを利用しました。

私はタクシーはいつもS社と決めています。

S社の何が気にいっているかというと、皆さんはタクシーに乗って嫌なことって何がありますかね。
運転手が横暴とか、やたら話しかけてくるとか色々あるかとは思いますが、私は到着地に着くか着かないかのタイミングで料金メーターがカッチャと上がるのがなんか気にいらない。
すごく損をしたような気がします。 続きを読む

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大震災がもたらした教訓と日本経済の再生-2

先週は大震災がもたらした教訓について話をしました。

問題はこれからどう日本経済を、再生していくかどうかです。
我々、企業はどうあるべきかです。
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